1970-04-15 第63回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第3号
○説明員(黒川広二君) 航空機あるいは自動車につきましては移動体でございますので、無線で通信をしなきゃいかぬということで、種々実験を重ねまして、技術的には完成いたしておりますが、郵政省にお願いしまして、周波数の獲得がなかなか困難であるという事情で、まだ実現はみておらないというような状態でございます。
○説明員(黒川広二君) 航空機あるいは自動車につきましては移動体でございますので、無線で通信をしなきゃいかぬということで、種々実験を重ねまして、技術的には完成いたしておりますが、郵政省にお願いしまして、周波数の獲得がなかなか困難であるという事情で、まだ実現はみておらないというような状態でございます。
○黒川説明員 たとえば、専用線というものは、昔は、電話の専用線を使うのは——専用者に限る——これはとういうわけでそういうことになったかと考えますと、あるラインを東京——大阪なら東京——大阪で借りて、それを皆さんにお貸しして、業としてやられたのでは困る。それで、非常に密接、関連のある業務の方々に専用線をお貸しして、その間でお使いになるならけっこうである。密接、関連という範囲を、従来かなり厳格にいたしております
○黒川説明員 ただいまの法律では、なかなかお話しの、問題があるところでございますので、ただいまの手段につきましては、郵政省とも相談しまして、郵政審議会にかけて、その答申を得てだんだん実行に移す。しかしながら、特に問題がありますのは、専用線の共同利用の問題、その範囲を、密接あるいは関連というような業務につきましては、現在の法律の中でも、解釈である程度拡大できるのではないかというようなことで、目下郵政省
○黒川説明員 私ども電電公社でやっておりますところの電子計算機関係のこと、及びデータ通信の現状と計画につきまして申し上げます。 これは私どものほうの内部のことでございますが、事務の合理化、経営の合理化ということに電子計算機を使ったらいいではないかということで、もう十年以上前から始めております。私のほうに事務の近代化をはかるところのグループというものがございまして、現在その関係では、各通信局に計算機及
○説明員(黒川広二君) お答えいたします。 ただいま科学技術庁のほうでいろいろお話がありましたように、ロケットの推進につきましても格段の御配慮で準備なさっておる様子でございますし、私どもといたしましても、ぜひ四十八年ごろまでに最初の実験通信衛星が上がるものと確信をしております。
○説明員(黒川広二君) お答えいたします。 人工衛星の開発一元化という趣旨から見まして、電電公社としましては、このできますところの事業団にできるだけ協力するということは申すまでもないわけでございます。しかしながら、衛星そのものに使います技術を考えてみましても、たとえばミリ波というものは、これは衛星だけに使うものではなくて、地上でもたくさん使うという種類のものでございまして、先ほど電波監理局長からお
○説明員(黒川広二君) 一中継以上になりますと通話ができないという場合も生ずることがございますので、それを避けまして一中継にして通話ができるようにして差し上げて接続をするという考えでございます。
○説明員(黒川広二君) 御説明申し上げます。 私どもの電話は全国一千万ほどございまして、これが相互に接続するためには、また通話がよくできるためには、ロス通話の減り方がある程度以上でないと聞こえないということになっております。私どもの専門のことばでは損失配分と申しておりますが、そういうものをきめて末端から末端まで通話ができるという組み合わせになっておるわけでございます。また、一千万もございますので、
○説明員(黒川広二君) ただいまの農村集団自動電話の共同数の数の問題でございますが、もともとトラフィックの非常に少ないものの組み合わせで経済的につくるという考えで、五ないし十共同ほど、平均いたしましてただいま八個くらいが共同で一本の線にぶら下がっておりますけれども、だんだん調べてみまするというと、この中に特にトラフィックの高い方が組み合わされておる。そういうようなものは組み合わせ等を変えまして改善することも
○黒川説明員 お答えいたします。 電電公社は、郵政省をリーダーといたしまして国際電電、NHK協力いたしまして、郵政省の次官を本部長といたします宇宙開発本部というもので共同研究の体制をとっておるわけでございます。私どものいままで主としてやりました事項は、特に通信衛星というものはいろいろな方面から多元的に接続するという方式がぜひ必要でございますので、その点に関しまして、昨年度は郵政省の電波研究所と共同
○黒川説明員 騒音の非常に激しいところで電話の通話をするというような場合は、飛行場周辺あるいは国鉄の駅、プラットホーム等でございまして、前々からそういうことがいろいろ問題になっておりまして、目下騒音があるところでも通話ができるような送話口というものを数回にわたり試作いたしまして、現在公衆電話によりましてテスト中でございますので、むろん価格等にもよりますが、それが成功すれば、雑音障害のひどいところにはそういうものもだんだんつけることを
○黒川説明員 お答えいたします。 特別に調査をいたしたことはございませんけれども、私どものほうの電話局では試験課にいろいろな障害苦情等がありますので、そういうものを通しまして実情を調査しておるだけでございます。
○黒川説明員 お答えいたします。 工作所につきましては、ただいまお話がありましたように、戦時中資材等が不足いたしまして、修繕等に困りましてつくりました経緯、及び各電話局等で機械を調整するよりも集合したほうがいいという経緯等もございまして、戦争中から戦後にかけてつくったものでございますが、御承知のように、戦後も機材が不足いたしまして、その取りかえ、修理等を実施しておったわけでございます。自動車も当時
○黒川説明員 お答えいたします。 自動料金即知計につきましては、数台試作をいたしておりますが、まだなかなか良好なものができておりませんので、最近また新しい試作をいたしておりまして、PBX用のもの及び各加入者のお宅につける装置というふうなものを試作、実験をして、森本先生のお話のように、できるだけ早く実用化したいと思って努力しております。
○説明員(黒川広二君) マイクロウエーブにつきまして、夏ほとんど五、六月ごろ、特に海岸地帯とか沼とか、そういう水蒸気のあるようなところにフェーディングがございまして、それを防止するいろいろな設備をつけております。現在では、札幌のほうもかなりよくなっております。大体現在までの統計では、一年間一回線当たり五分以下の回線断を基準といたしまして、そういう先生のお話の対策、いろいろな装置をたくさんつけましてやっておりまして
○説明員(黒川広二君) 先ほどのお話の台湾の縦貫のマイクロの委託設計と、技術協力の覚え書きとは関係がございません。技術協力の覚え書きの資料に関しましては、内部といたしまして検討して、お話のようにしたいと思います。
○黒川説明員 総面積としてはございませんが、現在全国でこういう離島の通信確保のために公社が施設しておりますところの条数は五百十九条で、延べ四千四百キロメートルに達しております。法律では、この水底線の両側に千メートル以内で保護区域を設定してもいいということになっておりますが、実際はなるたけこれを縮小するというやり方をとっておりまして、両側に二十メートルないし五十メートル程度の保護区域を設定するにとどめておるわけでございます
○黒川説明員 ただいま持っております資料では、そういうお話し合いをしました段階で解決をしておる。全部がそうなっておる。そうしなければ、あるいはルート等を変更いたしまして、よく御了解を得て、多少遠くなりましても、そちらのほうに引くという手段をとっておりまして、補償を実際にしたという例はないのでございます。
○黒川説明員 お答えいたします。 この水底線路を敷きます場合には、地元の漁業組合ともお話し合いをいたしまして、御了解を得て、そしてこの水域に設置するというようなことでございまして、現在まで補償という問題までに立ち至った事例はございません。
○説明員(黒川広二君) いろいろ技師長から御説明いたしましたように、電信でもいろいろ問題がございまして、特にこれだけに従事した人間というのは非常に算出しにくいわけでございますが、おおよそこの問題に対しまして、研究から工事設計までに要した人間は約四十名ぐらいがこれに関与しているというふうに思っております。
○説明員(黒川広二君) 通信関係を申し上げます。通信関係といたしましては、地すべりのおそれのありまするところの旧国道に五十六対の東海道の市外ケーブル、百対の市内電話のケーブル、架空ケーブルでございますが、それが通っております。市外ケーブル五十六対、二条、これが旧国道に埋設してあるわけでございますが、ここには東海道の約市外電話回線六百五十回線が収容されております。しかし、東海道を通っておりますところの
○説明員(黒川広二君) お答えいたします。二十七日十七時現在では、宮崎の未復旧の回線が六、鹿児島はゼロ、失礼いたしました。今のは市外でございます。市内の方は、宮崎管内では百二回線でございますが、復旧率五六%でございまして、およそきょうじゅうには回復すると思っております。
○説明員(黒川広二君) 職員関係につきましては、被害の状況が職員の、ここに手元に差し上げました資料にございますように、家屋の被害状況、三分の一壊が二戸、床上浸水が三十一戸で、幸い死傷者がなかったというようなことでございまして、この程度でございますと、通信局の職員部が主としてこの救援に当たるということをいたしております。
○説明員(黒川広二君) お答え申し上げます。 対策といたしまして、四国通信局及び徳島通信局、高知通信部に災害対策本部を設置いたしまして、ここと京都及び岡山辺がかなりひどいのでございますが、四国を除きましては、大体二、三日後、それから四国につきましては、これもまあおくれても四、五日後に復旧するだろう。こういう予定にいたしております。
○説明員(黒川広二君) お答えいたします。盛岡—釜石の方には近くUHFのマイクロウエーブが開通いたしますし、その他今度の被害を機といたしまして、裸線の回線をそのまま復旧するようなことなく、なるたけケーブル化するというようなことをいたしまして、回線の増設に努めたい、そういうように思っております。
○説明員(黒川広二君) 電信電話関係の被害について申し上げます。 大船渡局は罹障が千百二十加入でございまして、その大船渡というのは、私の方では直轄局でございまして、郵政に委託しております局、たとえば大船渡局は高田というようなところが六十六、只出が四、それから釜石でございますが、釜石の市内の電話加入の障害発生は二百二十五、その委託局でありますところの大槌は百五十、それから宮古でございますが、宮古の加入者
○黒川説明員 お答えいたします。まことに申しわけないのでございますが、こういう機械の部品の中の改造の点になりますと、われわれ工作その他につきましてあまり経験がございませんので、その接点をつける工作を部品ごとかえて、その部品が採用できるかどうかの検討が、御指摘の通りおくれ、ております。そのために不経済になりましたので、その後、御指摘のような試験を三十三年度にいたしております。十分その性能を達するということがわかりましたので
○説明員(黒川広二君) 私、先ほどからお話がありましたように、現地の測量には参ったのでございますが、説明会あるいは契約等に際しましては、実際に、その場に出たことがないのでございまして、その様子はわからないのでございますが、しかしその当時向こうが要求しておりますところの仕様書というのがございますが、それを見まするというと、一般の電話局、電報局等にエントランス・ケーブルをそこに接続をしてくれということが
○説明員(黒川広二君) 初めの仕様書には、ただいまも申し上げましたように、回線を作りまして、電報局、電話局というところにエントランス・ケーブルを引いてくれということでございましたので、公衆通信のみであるというふうに考えておりましたが、なお、先方に行ってみましたところが、先方では公衆通信も、あるいは軍の通信も、非常に貧弱な状態、あるいは荒廃いたしておりまして、両方の目的に使うということを、先方のMAAG
○説明員(黒川広二君) お答えいたします。 先ほど総裁から御説明ありましたように、契約によりまして、一切の資料は、先方に提出いたしましたので、私の参りました当時の記憶によって申し上げます。これを契約いたしました場合の仕様書というのがございますが、仕様書を見まするというと、仕様書には、北の方のユエの近くからサイゴンの近くまでに、電話及び電信回線を数回設計してほしい、その場合にユエとかナトラン、ツーラン